中学受験を考える(1)
上の子供が4年生になりました。
お友達のなかで、塾に通う子供が増えてきました。塾にもいろいろあって、学校の授業をフォローするための補習塾、英語やソロバンなど、まったく別の学習をする塾、そしてここで言う、そろそろ噂になってくるのが「進学塾」です。
ゆとり教育によって、公立小学校のカリキュラムに不足があると聞いていても、将来の学歴格差のなかで、不自由なく過ごさせてやりたいという思いがあっても、現実には、学校のお勉強(通信簿)の◎の数に不満もなく、わが子のことを、「そこそこ人の話をきちんと理解して聞けるレベル」だとワタシは思っていました。
4年生という学年で先のことを考えるのが、はたして適当な時期なのか?世の中、報道に流されすぎて、本当は時期尚早なのでは?という思いを持っていました。早い時期から真面目にお受験に取り組んでいる親ごさんに比べると、無知で平凡で、そして乗り遅れているのかもしれません。
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しかし、のんびりした私の耳にさえも、だれそれが塾に通い始めただの、だれそれのご兄弟は、どこの私立中学に合格しただの、いやおう無く噂話が飛び込んできます。
実は、メディアよりなによりご近所の噂話というのが一番感情的に厄介です。
話の出所は同じメディアだろうし、自分で見聞きした分には冷静に見られることでも、人の口、特に、同世代の子供をもつお母さん同士の噂話には、比較・やっかみが入り混じってしまうもので、焦燥感たっぷり、後味悪いのは私だけでしょうか?
冷静に噂話を取り入れるために、子供の学年の違うお母さん友達を作ったり、お母さん自身が私と年代の違う人、と話すようにしたりして、いろいろな考え方があるのだと、頭を冷やすようにします。
どの方も、わが子の幸せを願っての発言なのですが、発信の仕方は千差万別。
そういう人間らしさを「面白み」と感じるには、私はまだ若く、子育て真っ最中には、突っ込んでいかなければ仕方のない道なのですよね。
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突っ込んでいくと、最初は、周りの環境に流されていただけだった私ですが、受験に関する話題が断片的に耳に入るにつれ、あまりにも心の中でモヤモヤ感が溜まってきます。
なぜなら、メディアのなかでも、親たちも「その子らしさ」を訴えながら、実のところ、成果主義とでもいいましょうか、やった分だけの行い(勉強量)は、結果(合格)につながる、ことしか教えていないような気がしたからです。ようするに、早期教育、詰め込み教育です。
中学進学のためには、小学6年間で習うことのすべてを4年生のころには終えておく必要があると言います。
学校の授業をきちんと聞いておきなさい、学校で先生に聞いてきなさい、学校の宿題だけはきちんと終わらせなさい、では今の中学受験には太刀打ちできないようです。
時代の違いを、親が理解して私自身が自分のなかできちんと整理しておかないと、きちんと子供に向き合えないのでは、という気になってきました。
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もちろん、まだ中学受験を決めたわけではありません。娘にいたっては、つい最近まで私立中学校の存在すら、意味が分かっていませんでした。
私はただのひとり悩める母です。ほとんどのお母さんが、多かれ少なかれ同じように子供の教育について悩まれていることだと思います。
私は、4年生になるまでは正直いって、「中学受験なんて必要なの?」という、やや否定的(無知)な意見でした。「いや、中学受験もアリかもしれない」と心が動くまでには、今の教育にどんな背景があるのか調べてみました。
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それでも、中学受験はしないかもしれない。受験しても、失敗するかもしれない。実際に「やる」のは私ではないのですから。その後の人生を生きていくのは、子供自身なのですから。
私は決して、進学校肯定でも、公立否定でもありません。
どの親も願うのは、子供の幸せ。ただ、子供の幸せを願う親の気持ちが、形を変えつつありますよね。それは時代によっても変わり、年代によっても変わること。
10年前に、五体満足で生まれてきてくれたことを泣いて喜んだ私が、今や、よりよい知識をつけてやることが、子供の幸せだと思うのですから。
親の願い = 子供の幸せとなるかどうかは分からない。
どれだけ子供のことを思ってさせたことでも、「受験勉強」は親にさせられた、苦痛だったという意見も少なくないようですし。
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子供達は小さな反抗期を何度か迎え、これから思春期とともに大きな反抗期がやってきます。
子供にとって、親の言動は何かと反抗心を産み、良かれと思ってやっていることが、すれ違うことは、私自身が体験してきた親子関係です。親への感謝の気持ちは、大人になってからでないと(子供を授かってからでないと)感じなかった部分もたくさんあります。
それゆえ、子供達には、親の願いだけを押し付けるのではなく、自分の人生を前向きに考えられるような、そんな教育を与えてあげたいと思うのです。
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