中学受験を応援します!お受験のマメ知識

子供の将来のためにも良い学校に入ってほしいですよね。そのためには良い中学校や塾選びが必須となります。

トップページ > 中学受験を考える(4)

中学受験を考える(4)

なぜ中学受験をさせるのか。と人に聞かれると、わが子がかわいいから、というほかありません。

かわいくて、大切に大事に育てる方法には、人それぞれのやり方があるのでしょうが、自分ができる最上級の教育を与えてあげたい、という愛情の表し方です。

これほど世の中が、学歴社会、格差社会になってしまうと、その中でよりよい地位を歩んでいけるよう望んでしまうのが親心。

加えて、トラブルの起こりがちな学校社会のなかで、極力自分に合った環境に身を置かせてあげたいという気持ちもあります。

私立中学校のメリットを見ても、ほとんどがそう言った「親目線」での理由でしょう。だって子供は、まだ経験していないのですから、いくら良いこと並べられても、それが良かったと思うのはかなり後になってから。

しかも、他の学校を選んだらどうだっただろうなんて比較は、想像の世界でしかありません。人生のなかで、「もしも〜だったら」は幾度となく付きまとう葛藤ですよね。

もしも、あの学校を選んでいたら、
もしも、あの仕事を選んでいたら、
もしも、この人と結婚しなかったら、

未練は口にするべきではないですが、違う人生があったかもしれないと思うことは、誰にでもあるでしょう。

私の世代、もう自分のやるべきことは済ませてきて、あとは子どもを立派に育てるだけ、親を見送るだけ、(簡単に言っちゃいましたが実のところ1番大変な世代なのかも…)

あの学校にすればよかった、なんて後悔もとっくの昔に忘れ、主婦となってしまった今や、学歴なんてあまり役に立たなかったかも、と思うことすらあります。

★★★

なぜ中学受験をするのか。同じ質問を、子供に対してしてみます。親の気持ちとは全く違うはず。

学歴志向も、格差是正も、本当の意味で理解している子どもなんて、ごく少数でしょう。(本当に親の背中を見て、苦労しているお子さんがいたらゴメンナサイ)

やはり人生においては、高学歴であることが有利のようだ、と、大人に刷り込まれているの子供もいるでしょう。高学歴であっても、苦労することがあります。

たくさんの勉強ができるから、自分のやりたいことが追求できるから、と、夢を持った中学受験であるように願います。

★★★

最近、メディアの影響が強いでしょう。受験戦争の話題がニュースに乗るだけではなく、高学歴のお笑い芸人が出てくる時代ですもの。

どの分野においても、学歴という見かけの知性が求められているのかも知れません。実際のところ、社会のなかで学歴が役に立つという仕事がどれぐらいあるのでしょう。

学歴なんか全く役に立たない、あるいは、かえって高学歴が邪魔をするという仕事も、たくさんあります。

子育て中の「主婦」という仕事が、最も際立った特異な例です。公園の砂場で、のびのびと子供を育てるには、周りの「お母さん仲間」と上手く関係を持てるコミュニケーション能力と、子育てと同時に家事もこなせる体力が最も重要です。

私は、コミュニケーション能力には語学力が必要だし、料理には、科学的な知識、買い物には、数学と論理的な思考、子育てには、社会学など、様々な能力が必要だと思います。たくさん勉強してきた事柄は、決して無駄にはなっていないはず。

ただ、世間の風潮として、高学歴 = 社会的な地位というイメージがありませんか。

そのイメージ通りに、子供を「立派に」育てるための受験教育に偏っていませんか。同じ勉強をさせていても、目的意識によってその価値が変わってくると思います。目的の持ち方には、親の影響が強くかかわるはず。

合格すれば良しという受験勉強は、間違っていると思うのです。これからさまざまな勉強する事柄が、生きていくためのあなたの力になるということを、子供に教えたいのです。

★★★

中学校は、思春期の真っただ中です。体もぐんぐん成長しますし、心も大きく揺れ動きます。

私は基本的に、子供の成長に深くかかわるのは、家庭環境、家庭教育だと思っていますが、思春期に心に響く人に出会えるか、良いことも悪いことも含め、自分の置かれている環境を糧にできるか、思春期の教育環境は、一生を左右するとても大事な場だと思います。

さまざまな環境の人がランダムに集まる中で、心を磨いてほしいと思うのか、もうちょっと範囲を限定してあげて、その子が落ち着いて集中して何かを習得する環境を選ぶのか、そこを、親がいっしょになって選んであげることが受験の目的のひとつです。

どちらがいいとも悪いとも、結果、何が良かったのか悪かったのかも、きっと誰にもわかりません。わが子は、真剣に考えています。

公立中学校にいけば、近所の友達と一緒の学校に通える。地域の学校だと、帰る時間が遅くなっても安心感があるし、時間の余裕があるでしょう。

ただし、3年後に高校受験を控えてくる。仲の良かった友達がライバルになることもある。ピアノの好きな娘は、テクニックがぐんぐん伸びてくるだろう中学生時代に、高校受験がなければ、本格的に向き合える。練習時間が取れることも、大事な条件のひとつです。

もちろん、わが家の経済的事情が許される範囲の中で、親が最終的に許可をするわけですし、世の中には、許されない状況の中で、努力している人の方が多いのかもしれません。

その幸せさを感じてくれるには、人生のキャリアが少なすぎるし、選択できることが「当たり前」だと思っている甘さは否定できません。

でも、一生懸命考えてくれればいいのです。

関連エントリー