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子供の将来のためにも良い学校に入ってほしいですよね。そのためには良い中学校や塾選びが必須となります。

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格差社会

ゆとり教育がダメだったという、教育に対する焦燥感とともに、今の世の中、「格差」を感じることがたくさんあります。

でも格差なんて、昔からありますよね。日本の歴史を見てもわかるように、上級と下級の差を作ることによって成長してきた国ですもの。それこそ、小学校のころから学んでいる「日本史」で教え込まれているではありませんか。

だからこそ自分は、「平均的で」「一般的な」「庶民」だと思うし、同じような団地に住んでいる、同じような家族構成の世帯は、持っているものも同じようなもので、同じような暮らしぶりをしていて、安心感あるのでは。

格差社会を乗り切るために、良い教育をなんていいながら、本当は、平均的なところにいてほしいという願いがあってのこと。ある意味「格差」が、流行語になっている気がしなくもありません。

子供に「平均」を教えるときに、面白い教材に出会いました。算数として平均を学ぶことはとても大切なこと。買い物にでも料理にでも、必要なことですから。

しかしこういう問題があります。

Aちゃんは、ひと月にお小遣いを1万円もらっています。金持ちのお嬢ちゃんですね。

BちゃんとCちゃんとDちゃんとEちゃんはひと月の小遣いは千円です。

ではこのグループのお小遣い平均はいくらでしょう。

1万4000円 ÷ 5人 = 2800円!!

お金持ちがグループに一人いるだけで、後の4人の約3倍になるのです。この計算を娘がして、「平均的な小遣いを頂戴」と言われたらどうしましょう。

データを鵜呑みにすると、私は、本当の平均的な子供達のお小遣いよりも、だいぶ多い金額を渡さなければいけなくなります。

大人の世界では、もっと計算に工夫されていますので、少数派の1万円はあらかじめカットしますよね。あくまで平均は、1000円!です。計算しなくともね。

格差社会って、こういうデータに惑わされる部分がとても多いじゃないかと思います。本質を見極める力をつけてあげたいです。

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でも間違いなく格差はあるのですから、その本質を知っておくことはマイナスではありません。

格差は「新しく生まれている」というよりは、いろいろなデータや事実が明らかになる今の時代、みんなが気がつき、「気になってきた」のではないでしょうか。

さてそのもっとも気になるところは、収入格差ではないでしょうか。自給自足がままならない現在、生活していくためにはお金がかかります。

お金がかかるということを、日頃の生活の中から子供たちに教えていかなければなりませんし、我慢することもあるでしょう。

就業状況が悪化している今、より良い定職につくための条件に、学歴があることは否定できません。

高学歴 = 高収入 = 良い・楽な・ぜいたくな暮らし
低学歴 = 低収入 = 貧困

単純な図式化は、子供でも生活の中から感じているかもしれません。

一昔前は、高学歴がなくても、高収入に結びつくチャンスはいくらでもあったし、実際のところ、現在でも、チャンスなんて学歴だけでつかめるものではないでしょう。

しかし、一攫千金ではなく、特異な才能を持っていない人、いわゆる一般庶民が、地道に、確実に、高収入への道を歩こうとすると、やはり、高学歴をもって優良企業に入ることが、間違いのない道だということが一般的なのではないでしょうか。

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ところが、ある程度の収入がなければ、高度な教育を受けさせられません。もしや才能のある子供が、収入のために、高度な教育を受けるなかったというのは、よくある話でしょう。

教育にはお金がかかる。お金がないと、良い教育が受けさせられない。金持ち至上主義。やはり、なんだかんだ言って、格差を感じます…。

本当のことを言うと、「頭の良い子」なんて、勉強しなくてもお勉強ができるんです。勉強なんてその気になれば自分ひとりでできるものですし、義務教育しか受けていなくても、素晴らしい活躍をしている人がたくさんいます。

学力だけが、生きる力ではないし、どんな才能があるのか、希望は大きく持ちたいものです。学歴(大学の名前)を見て、その人物の良し悪しを判断するなんて、ナンセンス。

今、主婦として、お母さん業がメインの私ですが、井戸端会議の中でも頭の良い方だな…と感心することはよくあります。

主婦同士の話の中で、お互いの学歴やどんな生き方をしてきたかなんて、聞くことも無いのですが、品の良い立ち振る舞いには尊敬と憧れがあります。

逆に、高学歴のお偉い政治家の言葉使いや態度が、メディアを通してですら、カチンと来ることもありますしね。

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でも、子供たちも一度は社会に出て行く時が来るでしょう。世の中のどこかで、何かと競争しなければなりません。会社のポストが、自分のためだけに常に空けてあるわけないのですから。

その時に、客観的な判断をする指標として、学歴がいちばんにあるのはいた仕方がないことでしょう。事実それだけの学校に入るまでの努力、学校に入ってからの知識の習得なども含めて、その人の人柄が蓄積されていくのですから。

ここでは、格差社会のことを語るつもりはありませんでした。スミマセン。「中学受験」のことを、色々考えたときに引っかかった問題でした。

結局、いろいろな方面から中学受験を見ていると、じゃぁ、そもそも中学受験「できない」人はどうするの、という、最後は解決不可能な格差社会の問題にたどり着いてしまいとても悲しい社会問題です。

これからの社会に出て行く我が子たちには、日本の社会問題も含めて、自分の進路を考えさせたいと思います。

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