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子供の将来のためにも良い学校に入ってほしいですよね。そのためには良い中学校や塾選びが必須となります。

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学習指導要領

学習指導要領とは、文部科学省が告示する教育課程の基準のことです。

学校教育法の規定を根拠に定められていて、小学校、中学校、高校、特別支援学校などの、学校と教科で教えられる内容をこと細かく決めています。

法律が根拠となっているので、公立私立に関係なく適用されているのですが、強制力はなく、実際には公立学校に対する影響力が強く、私立学校では独自のカリキュラムに沿っているところが多いようです。

例えば、授業時間は、小学校では45分、中学校・高校では50分が1コマとされています。

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現行の学習指導要領には、様々な問題点があるといわれています。あくまで「基準」として各単元の構成や詳細が指示されていますが、法令ではないため、その効力については拘束されるものではありません。

しかし、公立校のほとんどは、適用されているため、実際の子供たちの知識習得に対する意欲に沿ったものになっているのか、という点で、しばしば議論になるようです。

大きな問題点は・・・

1・カリキュラム(科目、内容)の減少により、知識が追いつかない
2・学習内容が、子供の発達段階、学問の系統性が考慮されていないこと

授業時間の減少は、頭の痛い問題です。理解力には個人差がありますから、公立校のように、試験なしで幅広く生徒がいるところでは、平均的な進め方をせざるを得ません。

結果、やはり授業時間を削減した改変が、失敗だったと言わざるをえない状態です。

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実は、指導要領の問題点は、2のほうが切実です。指導力の問題にも関連してしまうのでしょうが、要領では、「細かい内容に深入りしない」ことになっています。

子供によっては、一つの学習をする過程で疑問点にぶつかると、その事柄を解決する過程で、また疑問点にぶつかり…と、延々を調べ学習することになります。

まさに、うちの子はそのタイプ。しかし、学校教育では、「深入りしない」ことと、先に進まなければならないので、疑問点を「とりあえずそのまま置いておいて」と、結局放置されることになります。

低学年の「なぜ?なに?」が一番盛んな時期に、とことん疑問の解決できない授業が続くと思うと、かわいそう。

せめて、家に帰ってきて、なぜ?が残っていたときに親が答えてあげればよかった、と、今さらながら後悔しているのです。

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学習指導要領について書きましたが、ようやく見直しについて審議の結果が発表されました。2007年10月31日の新聞紙上にていっせいに発表されています。朝日新聞を参考にして内容をまとめてみますね。

大筋では以下の二つです。

・授業時間の増加
・削除された項目の復活

しかし、前々から問題されているように、学力低下の証拠として引用されている経済協力開発機構の学習到達度調査に参加している国々では、授業時間数のカリキュラムも違うため、分野によって成績に差があることは当然です。

成績優秀な国々との比較で、授業時間を増加するという対策で、本当の学力が向上するのか?審議会でも様々な意見が出るようですが、教育の質についてもっと深く考えて頂きたかったところです。教育の質という点では、項目の復活と言うのは評価できる事柄でしょう。

小学校レベルでいうと次のような項目が復活されます。

<算数>
・台形の面積の求め方
・対称な図形
・文字を用いた式
・反比例

<理科>
・てこの働き
・雲と天気の変化
・骨と筋肉の働き
・太陽と月

<社会>
・縄文時代の歴史

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ってゆーか、驚きです。
この内容、標準的な指導に入っていなかったんだ!この記事を調べるために、前回の指導要領の削除点などざっと目にしたはずなのに、こんな基本的なことが小学校で教えられていなかったなんて。

中学校受験のために、独自の勉強が必要なわけです。

じゃ、学校の授業時間内、時間が余って仕方がないだろうに…
と思ってしまうのは、私だけ?

そしてこの指導要領、過去の例をみると実施までに2年ほどかかっていますが、いつの教科書に反映されるのでしょう。

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中央教育審議会によると、指導要領案も提示が来年度の政府予算案が出た後になるとの見通し。予算案の内容によっては、修正の可能性もあると。

なぜ子供の学力向上に対し、その時期を「予算」で縛られなきゃいかんのか!審議の内容には、教職員の定数増、教育条件の整備なども含まれているため、社会全般を見たときに、教育行政だけを特別視するわけにいかないという政府の方針だそうですが、保護者にとっては憤りを感じる部分です。

中学受験を視野に入れ始めたわが娘、4年生。
間に合わないではないか…(汗)

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