学年別家庭学習の方向性
公立学校の指導カリキュラムが、昔と比べて簡易になっている傾向が、子育てをしている親にとっては大きな不安感となっています。
テレビや雑誌でも、塾や通信教育の宣伝とともに、家庭学習の重要性を問う情報にあふれており、あふれる情報に右往左往させられているような気がするのですが。
是非はともかく、少子化で、一人ひとりの子供を大事に、また金銭をかけられる余裕も出てきたということでしょう。
しかしまだ、100%の家庭で行われている正確なデータではありません。教材のダイレクトメールなどには、○○小学校のお子様が、○○人受講されております…などという、あおり文句もついてきますが、数値に惑わされることはないでしょう。
ただ、保護者同士の話や、子供の遊びの約束を見ていても感じるのですが、学習塾に限らず、ほとんどの子どもが、何かしらのお稽古ごとをしており、小学校の低学年で、毎日が何かの用事で埋められている、という子供も、本当に多いのです。
幼稚園のころ、お迎え場所からそのままスイミングスクールや公文教室につれていかれる子供たちを見ていて、早期教育がどの程度必要なのか、私には疑問で、何もさせなかったのですが…
というより、うちの子供は「行かない!」という、確固たる信念があったようで、行かせようとしても、テコでも動かなかったのですが…
中学受験という情報が耳に入ってくるようになると、やはりそれなりの目標や、準備が必要なようです。
そのために、ある程度は親が情報を入手してあげて、子供の意向を窺ってみたり、促してみたり、あおってみたり、多少の手を加えることも考えなければいけないらしいのです。
◆小学校低学年(1、2年生)
学校教育の中で、集団学習を体験し、学校生活のリズムを覚えていく時期です。早期教育の流れの中で、幼稚園時代から通信教育に親しんでいる子も多く、実際の学習内容には物足りなさを感じる子も少なくないと言います。
この時期、集団指導型の塾に行かせると、学校の勉強がもの足りず、塾の方が楽しい…などと、あまり好ましくない感覚が芽生えることもあります。
これは、高学年になってもずっと課題なのですが、成果を上げなければいけない進学塾の教師と、公立校の教師の指導能力の差が開いていることもあるようです。
公立校教師の指導レベルが、もっと上がればいいという声も聞きますが、数多くの子供を引き受ける教室の中で、万人に楽しく高度な授業が展開できるのか、やはり難しい問題ですね。
通信教育の継続、個別指導塾で個人の能力に合わせた指導が望ましいようです。
◆小学校中学年(3、4年生)
学校教育のレベルなら、通信教育や学習塾の先取り学習でクリアできても、そろそろ、受験を視野に入れた勉強を始めるとなると、学習内容が濃くなってくる時期です。
小学4年生の受験対応ともなると、6年生の教科書に出てくるレベル基礎をすべて覚えてしまう塾もあり、志望目標を持って、学習を選択する時期にさしかかっているようです。
中学受験を目標とした場合、集団指導学習で、学力を競わせることも効果があり、人の様子を見ること、同じ目標を持つことなどの相乗効果も期待できるようです。
◆小学校高学年(5、6年生)
基礎学力がしっかり身に付いている場合、受験用の勉強は実は、5年生からでも十分に間に合うと言われています。学校の勉強をしっかり身につけておけば、首都圏の超難関校への受験勉強も、大丈夫だという話もたくさんあります。
もちろん、塾の経営や実績という点から考えると、早期教育をうたっているところがほとんどですし、能力的に、どの子も受験勉強に向いているとは限らないので、十分見極めなければいけませんが。
そのあたり、親の見る目が的確な場合と、たくさんの経験がある進学塾のデータに照らし合わせる方が正確な場合があるので、どちらが良いのかは、ご家庭の方針で…ということになってしまいます。
小学校高学年で、中学受験のための勉強するときは、集団学習塾に通うのがほとんどでしょう。同じ目標を持つ仲間との、切磋琢磨によって乗り切れという効果もあるようです。
苦手箇所の個別対応や、期間限定の訓練に、個別指導や家庭教師を併用するケースが多いようです。
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